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腹部手術後の下着のお悩み ①
2020年5月20日
腹部の外科手術後に、下着でお悩みの方が多いのはご存じでしょうか。
グンゼは、「Peer Ring」会員さまにご協力いただき、腹部手術を経験した女性が抱える「下着に関するお悩み」を調査しました。
肌に優しい下着をお探しの方には、アトピーなどの皮膚疾患を持つ方、加齢により乾燥が気になる方、ホルモンバランスの変動などで肌が過敏になっている方など、さまざまな方がいらっしゃいます。今回は、腹部の外科手術後の下着に関するお悩みを調査するため、女性のがんに直面する方のためのコミュニティサイト「Peer Ring」の会員さまからモニターを募集しました。卵巣がん、子宮がんなどで腹部の外科手術を経験した方から、術後の下着に関するお悩みの声が多数寄せられたので、ご紹介します。
卵巣がん開腹手術後の女性（30代）の声
「もともとはいていた下着はそれほど締め付けるものではなかったですが、腹部膨満感でゴムが痒くて全てはけなくなりました。今は妊婦さん用のゴム調整できるショーツをMAX近くまで伸ばしてはいています。赤ちゃんが産めなくなる辛さもあるのに、そんな不安の中、買えるものはそれしか無かったです……」
子宮頸がん開腹手術後の女性（30代）の声
「手術でリンパを取ったため、下腹部や鼠径部がむくみやすいです。術前に着ていたデザイン性のある下着は鼠径部への締め付けが気になって着れなくなってしまい、もうデザイン性がないゆったりした下着しか着れないのかと思うと悲しいです」
卵巣がん開腹手術後の女性（40代）の声
「手術後、座っているときなどにウェストゴムの部分がお腹に食い込むときがあり、苦しくなったり、痛くなったりすることがあります。特に、創にゴム部分が当たると痛みが出ます。かと言って大きいサイズを買うと、全体にもたついた感じになってしまい、フィットしなさ過ぎて落ち着かないです」
子宮体がん開腹手術後の女性（50代）の声
「開腹手術の時は大きいサイズをということで、通常Lサイズのところ、下着売り場にあった３Lサイズをはいていました。手術直後、40センチと言われた創を覆える下着が無かったのは困りました」
術後は「腹部の締め付けや刺激のある下着は体に負担」との声が多数寄せられました。締め付けを避けるために大きめのサイズを利用されている方が多く、苦渋の選択として、「マタニティショーツをはいている」という方も少なくなかったことに驚きました。術後の患者さんたちの下着に関するお悩みは、想像以上に深刻です。
次回の「もっともっとメディキュア 腹部手術後の下着のお悩み②」では、腹部の手術経験がある方からいただいたメディキュアハイウエストショーツの着用評価結果をご紹介します。
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