もっともっと、メディキュア!

メディキュア・スタッフコラム ⑭

男性にも知ってほしい 乳がんのこと② 知っておきたい治療・生活のこと

2022年10月26日

男性にも知ってほしい乳がんのこと②知っておきたい治療・生活のこと

スタッフコラム第14弾!
メディキュアチームの男性スタッフが「男性にも知ってほしい・・・乳がんのこと」を3回に分けてお届けします。
第2回目は、知っておきたい治療・生活のことについてです。

メディキュアメンバー唯一の男性、「うえピー」です。「男性にも知ってほしい乳がんのこと」第2弾として、知っておきたい治療・生活のことを、お伝えします。

最近では、インターネットでさまざまな情報が検索できるので、とても便利になりました。
一方で、正しくない情報や表現方法の影響で、間違った認識をしてしまうこともあるので、注意が必要です。 たとえば「標準治療」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
がんと診断されて、先生から「標準治療をする」と言われると、「普通の治療ではなく、もっとよい治療をしてほしい」と感じる方も多いそうです。
しかしこれは誤解で、「標準治療」とは、科学的根拠に基づいた、現在医療機関でできる最良の治療法のことを言います。 ですから、安心して治療を受けてもらいたいです。

また、乳がんの入院日数って、どのくらいだと思いますか?
もちろん症状やステージ(がんの進行度)によっても異なりますが、一般的には1週間程度という方が多いようです。
乳がんだけではなくがん治療全般に言えることですが、入院日数は減少傾向にあり、一方で外来受療率が増加しています。

がん治療における平均入院日数と入院・外来の受療率の推移

がん治療は退院して終わりではなく、退院後に通院治療を行うケースも増えてきています。むしろ、その後に行われる通院治療の方が長くなる方も多いと思います。 乳がんの再発を防ぐために行われる「放射線治療」も、ほとんどが通院で、3~5週間、毎日連続して行われます。
がんは、治療しながら仕事や家事・育児などの日常生活を送る病気になりつつあります。退院後の負担を軽くし、生活を楽しめるようにするためには、家族や仲間・友人のサポートが欠かせないのです。
がん治療中には不安が伴いますし、考えなければいけないことがたくさんあります。 治療のこと、家族のこと、お金のこと。意外と後回しにしてしまうのは、自分のケアのことです。
周囲の声かけや協力により、ご本人が自分のケアのことを考えられるようになるのではないでしょうか。

さて、治療中はどんなことに困っている方が多いのでしょうか。グンゼが乳がんの外科手術をされた方にインターネット調査を行ったところ、一番のお困りごとは「術後の傷が痛む」ということでした。
がん治療中は、手術による傷や治療による肌トラブルで肌が普段よりデリケートになるというお声をよくいただきます。

天然温泉「湯の華廊」で、お風呂をピンクに染めるイベント

そんな時は、肌にやさしい下着を選んでほしいです。生地の表面が滑らかで、摩擦が少ないものがよいと私は考えています。 ほんの少しのことに気を使うだけでも、治療生活が過ごしやすくなります。

私たちは下着で治療中の生活を少しでもサポートできればと考えているので下着を例に紹介しましたが、おしゃれな帽子、好きな食べ物やマッサージ、散歩を一緒にするなどでもよいかもしれません。
がんは治療しながら生活することが多い病気です。心が軽くなるように、生活を楽しめるように、男性もサポートしていければ嬉しいです。

この記事に関連する商品

前開きハーフトップ 詳細ページへ カップ付きインナー 詳細ページへ

こちらの記事もオススメ

男性にも知ってほしい 乳がんのこと③ ピンクリボンだけじゃない がん支援活動

男性にも知ってほしい 乳がんのこと③ ピンクリボンだけじゃない がん支援活動

スタッフコラム第15弾!メディキュアチームの男性スタッフが「男性にも知ってほしい・・・乳がんのこと」を3回に分けてお届けします。最終回はピンクリボンだけじゃない「〇〇リボン活動」についてお話しします。

2022年11月10日

男性にも知ってほしい 乳がんのこと①乳がんのことを知ろう

男性にも知ってほしい 乳がんのこと① 乳がんのことを知ろう

スタッフコラム第13弾! メディキュアチームの男性スタッフが「男性にも知ってほしい・・・乳がんのこと」を3回に分けてお届けします。第1回目は、大切な家族を守るために男性にも知ってほしい乳がんの現状についてです。

2022年10月12日

乳がん放射線治療時の肌のお悩み対策 ①

乳がん放射線治療時の肌のお悩み対策 ①

放射線治療中には肌トラブルが発生しやすく、スキンケアが大切です。治療中、治療後のお悩み対策について、2回にわたりご紹介します。

2020年7月15日