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乳がん治療経験者のお悩み調査 ①

2020年6月17日

乳がん治療経験者のお悩み調査 ①

近年、患者数が増加している乳がん。今では女性の10人に1人が乳がんに罹患するといわれています。そんな乳がんの治療経験者から寄せられたお悩みをご紹介します。

国立がん研究センターによると、女性が生涯乳がんに罹患する確率は10.2%。およそ10人に1人が乳がんに罹患すると試算されています。さらに、乳がんに罹患する女性の数は毎年増加し続けており、女性にとっては決して他人事ではない病気の一つです。(注) そんな乳がんにかかったら、治療に際し、どんな備えが必要でしょうか?乳がんの治療経験がある女性にご協力いただき、治療後の体のお悩みに関する調査を実施しましたのでご紹介します。

【注】参考文献:国立がん研究センター がん情報サービスHP「最新ガン統計」(更新日:2020/5/7、最終閲覧日:2020/5/26)

乳がん治療経験者を対象としたアンケート調査結果

調査は、乳がん治療経験のある女性64名を対象に、2018年3〜4月および2019年1〜4月に実施しました。アンケート調査形式で「今現在のお困りごと」についてお尋ねしたところ、1位が「創の痛み」で、回答者の3人に1人が訴えています。アンケートにご協力いただいた64名中62名が外科手術を経験されており、手術後の創の痛みに関するお悩みが多いことが分かりました。2位は「腕が上がりにくい」、3位は「皮膚の乾燥」となっています。手術の影響で腕が上がりにくくなったり、放射線治療の影響で皮膚が乾燥したり、治療に起因するものであると考えられます。

今のお困りごと

さらに今回の調査で「創の痛み」でお困りだと回答された方の8割近くは、罹患から2年以上経っていることが分かりました。手術による創の痛みは、術後数年経ってもなお、悩みの一つとして残るケースが多いようです。
また、お困りごとの2位に挙がった「腕が上がりにくい」状態は、一般的に術後の経過とともに回復していくと言われています。しかし、高齢の患者さんの場合、加齢による肩関節の可動域減少も起こりやすくなっています。手術の影響と加齢の影響が重なり、「腕の上がりにくさ」というお悩みが発生しやすいことも考えられます。

「創の痛み」でお困りの方の罹患時期

このようなお悩みを持つ方に向け開発したメディキュア 前開きハーフトップを、アンケート調査にご協力いただいたみなさまに着用評価いただきました。その結果については、次回の「もっともっとメディキュア 乳がん治療経験者のお悩み調査②」でご紹介します。

今回の調査は、乳がんの啓発活動を行われているNPO法人 J-POSHにご協力いただき、実施いたしました。 

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