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乳がん放射線治療時の肌のお悩み対策 ②
乳がん放射線治療時の肌のお悩み対策①では、放射線治療におけるスキンケアの重要性についてご紹介しました。今回は、下着でできる肌のお悩み対策についてご紹介します。
放射線照射部位に直接触れる衣類は、柔らかいもの、摩擦が起こりにくいもの、縫い目やタグの少ないものを選ぶことで、肌への刺激を減らすことが大切です。では具体的にどんな素材、どんな仕様のものを選べばよいかご紹介していきます。
①やわらかいものを選ぶ
肌にやさしい素材と言えば、綿を想像する方が多いのではないでしょうか?確かに綿は、吸汗性に優れ、柔らかく、肌にやさしい素材と言えます。しかし、一つデメリットをあげるとすれば、洗濯を重ねると柔らかさが低下しやすいことです。そこでお勧めしたいのがレーヨンです。レーヨンは繊維の表面が滑らかでやわらかく、洗濯してもかたくなりにくいのが特徴です。また、木材などから作られた「再生繊維」ですので、綿以上の吸湿性があるのも大きな特徴です。
②伸縮性があり、体にフィットするものを選ぶ
サイズが大きすぎる衣類は、動くたびに生地が肌に擦れ、肌への刺激になるおそれがあります。体にぴったりフィットする衣類を選ぶポイントは、ポリウレタンを含む生地や、フライス編みなどのよく伸びる編み方の生地を選ぶことです。
③縫い目が肌に当たらないものを選ぶ
肌に直接触れる肌着などは、縫い目を裏返しにして着用することで刺激を避けましょう。最近では、縫い目のないものやタグのないもの(洗濯絵表示などが生地に直接印字されているもの)が販売されていますので、探してみてくださいね。
肌のお悩み対策としては、保湿と保護によるスキンケアが大事と言えます。「スキンケア」と聞いてイメージしやすいのは保湿剤などの塗布による「保湿」ですが、刺激の少ない肌着を着ることで衣類の刺激から肌を守る「保護」も、スキンケアにつながります。ご自身のスキンケアに是非、取り入れてみてくださいね。
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