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乳がん手術後の傷の痛み
手術を受けるにあたり、術後の痛みは心配ですよね。
乳がんサバイバーに行ったアンケート結果やサバイバーのコメントを2回に分けてご紹介いたします。
乳がん術後に「傷の痛み」でお困りの方は多い
乳がんの手術を経験された方に「乳がんになってお困りのこと」を伺ったところ、「傷の痛み」が一番多い回答でした。次いで、「抗がん剤で髪の毛が抜けた」、「温泉にいけなくなった」、「特に困ったことはない」という回答が多かったです。(※1)
傷の痛みは、具体的にどんな症状なのでしょうか?
術後の経過日数・治療法はもちろんのこと、その人その人でも症状や感じ方が異なりますが、乳がん手術経験者からいただいたコメントを参考にご紹介します。
乳がん手術の影響だけでなく、放射線治療や抗がん剤による肌悩みもあるようです。
「リンパ節郭清をしている為、脇や胸周りにビリビリ感や痛みがある。」
40代女性(乳房全摘経験、化学療法中、術後半年以内)
「手術や放射線治療の後遺症で、傷跡のヒリヒリする痛みや乳房全体の痒みがある。」
40代女性(乳房温存術・放射線治療経験、ホルモン療法中、術後2年以上)
「全摘+エキスパンダー挿入の術後、脇の下の傷に触れると、痛かったり痒かったりしました。」
40代女性(乳房全摘経験、ホルモン療法中/乳房再建中、術後1~2年)
「触れるとチクチクする。脇の縫い目が当たると痛いです。」
40代女性(乳房全摘・再建経験者、術後2年以上)
「全摘+エキスパンダー挿入の術直後は、傷口にテープが貼られていたり、胸がクッションなどできっちり固定されていたためか、それほど痛みを感じませんでした。再建後の今は、疲れが溜まった時など、たまにインプラント留置部分にきゅーとつっぱりを感じることがあります。」
50代女性(乳房全摘・再建経験者、術後2年以上)
手術による傷の痛みは、時間の経過とともに落ち着いてくるといわれていますが、下着を工夫することでも、刺激による痛みの軽減につながります。
次回は、下着による傷への刺激対策や乳がんサバイバーの下着に関するお声をご紹介いたします。
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2023年8月9日